あなただけ見つめてる

コンカフェ狂いのOLの日記

推しが好きすぎてつらい

6月から推しの店に通い始めて、たぶん15回目ぐらいだと思う。
5月に偶然出会った日、雷が落ちたみたいに心を奪われた日から、逢えば逢うほど推しに惹かれている自分が怖い。
抱きつけば頭と腰に手を添えてくるし、「どのくらい密着していいんですか?」と聞いたら無言でお姫様抱っこをされたときと、壁ドンチェキをお願いしたらあまりの顔の近さに「近い近い!」と騒いでいるわたしにニヤニヤしながらどんどん顔を近づけられたときは、ときめきの過剰摂取で一度死んで生き返った。

推しは男性ではない。同性だからこそ密着させてもらえるメリットはあるんだろうな、と思う。
けれどあまりにも男性的だし、顔だけじゃなくて声も仕草も何もかもが、今まで出会ってきた男性の誰よりもかっこいい。
推しの店のターゲット層は正直よく分かっていない。わたしみたいに男性として接している人もいれば、男友達として接している男の 人、はたまた「キャストさんのたまに垣間見える女の子っぽいところ」が良いと言っているおじさんもいる(わたしは推しに対して女 の子らしいと感じたことは一切ない)。
先日、とあるキャストさんに「俺は○○くんと結婚するんだ!」と連呼している泥酔おじさんがいた。ああ、キャストさんと同性であるわたしよりも、異性であるおじさんの方が結婚する可能性はあるんだなあ、と不思議な気持ちになった。

けれど推しに対して付き合いたいという気持ちは無い。
抱きつきたいとかという気持ちはめちゃくちゃあるし、推しの言動一つでドキドキが止まらなくなる。
もし、何かの間違いで、推しがわたしと付き合いたいと言い出したら、わたしはどうするかわからない。たぶん素直に喜べないと思う。
あまりにもかっこよすぎる推しにわたしが釣り合える気がしないし、「重すぎる」と1000000回フラれた女なので、推しに嫌われたらと思うと恐ろしい。
それに、わたしの前での推しが本当の推しなのかなんてわからない。どうやら常連になるほど扱いを雑にするタイプらしく、初めて来店する人とわたしの前での推しは別人か?というレベルなので、そんなに猫を被っているような気はしないけれど。
推しといつでも会える関係よりも、わたしの稼ぎが推しの生活の潤いになることの方が嬉しい。

できることなら、来世は推しの祖母か、推しの後輩としてひっそり片想いをする女子中学生(想いを伝えないまま推しが卒業して、一生忘れられない人になるパターンのやつ)になりたい。